こんにちは!Googleスプレッドシート塾のじゅりんです。
今回は表計算ソフトの真骨頂とも言える「関数」についてカンタンに解説していきます。この関数が使えるようになると、表計算ソフトを使いこなすレベルがグンとアップしますよ!!
表計算ソフトの「関数」とは?
表計算ソフトにおける「関数」とは、目的の計算をするために、あらかじめ表計算ソフト(Googleスプレッドシートやエクセル)に用意された特別な数式のことです。
例えば、
100日分の売り上げの合計を求めなさい
(100日分の売り上げは、B2からB102まで縦に並んで入力されているとします)
となったとき、普通に四則計算(足し算)だけで計算しようとすると、「=B2+B3+B4+B5+…+B102」と、とんでもなく長い計算式を入力しなくてはなりません。これは流石に現実的ではないですよね。
しかし、関数の場合であれば、合計の関数「SUM」を用いて「=SUM(B2:B102)」と入力すればあっという間に100日分の売り上げ合計を求めることができるのです。
このように複雑な計算や、大量の計算も、関数を使うことでサッとカンタンに計算できてしまうのです。
「関数」は、関数名と引数(ひきすう)で構成されている
関数はこのように「関数名」と「引数(ひきすう)」とで構成されています。
- 関数名
-
どのような計算を行うか(動作をするか)が決まる(例:SUM→合計・AVERAGE→平均など)
- 引数(ひきすう)
-
計算(動作)を行うのに必要な材料となるセルやセル範囲、条件
用いる関数によって、必要な引数は変わります。
関数の入力方法(2通り)
関数をツールバーの「Σ(関数)」ボタンから入力
最もカンタンな関数の入力方法としては、ツールバーの「Σ(関数)」ボタンから目的の関数を選んで入力する方法があります。
特によく使う関数「SUM・AVERAGE・MAX・MIN」は、最初からわかりやすいところに表示されているので、この4つの関数を使うだけなら便利だと思います。
ただ、Googleスプレッドシートをある程度使いこなし、関数も色々と使うようになってくると、このボタンから関数を選ぶ(探す)のは手間がかかります。
そのため、このブログでは基本的に以下の「セルに直接入力」で関数を入力していくことを中心に書いていきます。
関数をセルに直接入力
セルに半角で「関数」を入力していきます。
よく使う関数は、覚えておくと入力が楽になるのでオススメです。
ちなみに表計算ソフトには「オートコレクト」という機能があるので、関数名の最初の1文字を入力すると、その文字から始まる関数がリストで表示されます。
2文字目、3文字目と打ち込むたびに候補が絞られていくので、関数名をバッチリ覚えていなくても、なんとなく最初の1〜2文字入力できれば、関数を選ぶことができます。
関数を選ぶときには↑
・↓
キーで移動して、Tab
キーで決定しましょう。
「引数」を入力する方法は大きく3つあります。
- セルをマウスカーソルでクリックする
- セル範囲をマウスカーソルでドラッグ
- 直接セル番地を入力する
どの方法で入力しても違いはないので、自分のやりやすい方法で入力していきましょう。(初心者はマウスでクリックしていくのがカンタンでオススメです)
よく使われる「関数」の紹介
主だった関数についてはまた別記事で解説しますが、よく使われる関数の紹介です。
- SUM
-
選択範囲内の数値の合計を求める
- AVERAGE
-
選択範囲内の数値の平均値を求める
- MAX
-
選択範囲内の最大の数値を表示する
- MIN
-
選択範囲内の最小の数値を表示する
- COUNT
-
選択範囲内の数値の個数を表示する
- IF
-
条件に合わせて結果を表示する
(例:80点以上なら「合格」・80点未満なら「不合格」など) - TODAY
-
今日の日付を表示
他にもたくさんの関数がありますが、まずはよく使われるもの、ビジネスで使いやすいものを一つずつ身につけていきましょう!!
いかがでしたでしょうか。
「関数」が使えるようになると、表計算ソフトの使い勝手がグッと上がりますし、表計算ソフトをいじるのが楽しくなってきます。思い通りに関数を使えるようになると、あっという間に計算や集計が終わるので、気持ちがいいですよ^^
まずは関数の基本的な形を覚えて、それからよく使う関数を一つずつ覚えていきましょう!