「IF関数」で、条件をカンタンに変えるにはセル参照を使おう!(応用編)|Googleスプレッドシート

こんにちは!Googleスプレッドシート塾のじゅりんです。

前回、「IF関数」の基本について解説しました。

今回は、カンタンに『条件』を変えることができるように…例えば「60点以上を合格にしてたけど、50点以上に変えようかな…」みたいなことができるように、少しだけ工夫して「IF関数」を便利に使っていきましょう!

目次

カンタンに条件を変える「IF関数」の使い方

完成系

それでは、合格点を入力するだけで、合格・不合格の判定が変わる表を作っていきましょう。上の短い動画が完成系です。

まず、結論から言えば、「IF関数」の論理式(条件)をセル参照にしてしまえば、その都度関数を書き換えることなくカンタンに条件を変えることができます。

どういうことかというと、

=if(C4>=60,”合格”,”不合格”)

C4が60以上なら『合格』、そうでなければ『不合格』と表示

この『60』の部分をカンタンに書き換えられるといいので、セル参照に変えます。

=if(C4>=F4,”合格”,”不合格”)

C4がF4以上なら『合格』、そうでなければ『不合格』と表示

これで、「C4がF4以上なら…」という論理式(条件)にできました。「60」を「F4」に変えただけなので、それほど難しくないはずです。

ですが、このままだと、この関数をオートフィルで連続コピーした時におかしくなってしまいます。なぜなら合格点が入っている「F4」が動いてしまうからですね。

そこで、「F4」が動かないように「絶対参照」をかけます。

=IF(C4>=$F$4,”合格”,”不合格”)

C4がF4(絶対参照)以上なら『合格』、そうでなければ『不合格』と表示

こうすると、オートフィルで連続コピーをしても、関数内での「F4」は変わりません(固定されます)。

以上で、合格点(F4)を書き換えるだけで、合格・不合格の判定を変えることのできる表を作成することができます。

関数の書き換え

おまけ:さらに「COUNTIF関数」で合格者数を表示させるとわかりやすい!

COUNTIF関数で合格者数を自動表示

ここからはおまけですが、「COUNTIF関数」を使って合格者数を自動で表示させると、さらにわかりやすい表になります。

=countif(D4:D14,”合格”)

D4からD14の範囲で、『合格』の数を求める

これで、合格点を変えるだけで合格者数まで把握できる表を作ることができました。

このようにセル参照を少し工夫すると、たった一つの入力だけで色々なデータを導き出すことができるのです。なかなか便利ですよね。


いかがでしたでしょうか。

関数の基本がわかると、今回のように『条件』など、セル参照に置き換えられそうなところを見つけて工夫できます。そうすることで、最初よりもさらに使いやすく便利な表を作成することができるんですね。

「もしかしたら…ちょっと書き換えると、もっと便利になるかも?」

と感じたら、ぜひ試しに操作してみてくださいね。実際に試してみることが表計算ソフト上達の近道です!

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