日常の軽いめまいを和らげる漢方「五苓散」で健康な毎日を

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こんにちは。「漢方で癒しの時間」管理人のNanakoです。

日常生活で突然襲ってくる「めまい」。急にクラっとしたり、目の前が回って見えたり、つらいですよね。転倒などの二次被害も心配なところです。めまいは、誰にでも起こりうる症状で、その原因は様々。そんな時に、軽度のめまいを改善できる可能性のある漢方、それが「五苓散」です。今回は、漢方薬「五苓散」とめまいについてお伝えしていきたいと思います。

全てのめまいが五苓散で改善できるわけではありません。めまいの原因によっては、医療機関での診察が必要な場合もありますのでご注意ください。

目次

めまいとは?

めまいは、ふわふわした不安定感や、まわりがグルグル回っているような感覚を伴います。これは、体のバランスを司る内耳の異常や、血圧の変動、ストレスなど、多くの要因によって引き起こされることがあります。特に、現代社会ではストレスが大きな原因となっていることが多いですね。

五苓散は水分バランスを整えて軽度のめまいを軽減する

水分は生命維持に欠かせないものですが、そのバランスが崩れることで、頭痛や吐き気、特にめまいなど、さまざまな体調不良を引き起こすことがあります。そんな際に効果を発揮するのが、漢方薬の五苓散です。

五苓散は、水分のバランスを整えるという点で、めまいやその他の症状を緩和する効果が期待されます。水分の過剰摂取や内臓機能の低下が原因で起こる水分の停滞、いわば「水滞」と呼ばれる状態は、耳の内部に余分な水分が溜まり、めまいを引き起こす一因とされています。五苓散はこの水滞に対して作用し、余計な水分を体外へ排出することで、めまいの改善に役立ちます。

五苓散は沢瀉(タクシャ)、猪苓(チョレイ)、茯苓(ブクリョウ)、白朮(ビャクジュツ)、桂枝(ケイシ)の五種類の生薬から成り、これらが組み合わさることで、身体の水分バランスを整える助けとなります。西洋医学で使用される利尿薬とは異なり、水分が不要に体内に留まってしまう場合に効果を発揮し、脱水症状には作用しないという特徴があります。

五苓散の使い方

さらに、五苓散は体力の弱い人から強い人まで幅広く使える漢方薬であり、小さなお子さんから大人まで安心して利用することができます。それぞれの体質や症状に合わせた対応が可能であるため、多くの人々に支持されています。

ただし、すべての人に適応するわけではなく、医師の治療を受けている人や、妊婦さん、授乳中の人、薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人は、服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

生活習慣と合わせた漢方の活用

漢方薬の効果を最大限に引き出し、日常的にめまいを起こさないようにするためには、日々の生活習慣も見直しましょう。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動は、体の調子を整える上で欠かせません。また、ストレスを溜め込まないことも大切です。五苓散と合わせて、心地よい生活習慣を身につけていきましょう。

まとめ

めまいは、日常生活や仕事に大きく影響する症状の一つ。ですが、漢方薬「五苓散」を上手に活用し、生活習慣を整えることで、症状を和らげることが可能性があります。軽いめまいには五苓散を使ってみるという選択肢を持っておくのもありかもしれませんよ。

重篤なめまいや、軽度なめまいでもなかなか改善されないような場合には、すぐに医療機関にかかることをお勧めします。

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この記事を書いた人

「漢方で癒しの時間」管理人のNanakoです。日々の忙しさの中で、心と体の健康を大切にするライフスタイルを提唱しています。漢方薬を中心とした自然療法に深い関心を持ち、その知識をわかりやすく、カンタンに伝えることに情熱を注いでいます。

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