こんにちは。「漢方で癒しの時間」管理人のNanakoです。
最近、イライラすることが多いな、と感じていませんか?仕事や人間関係、育児や家事など、イライラする原因はいろいろありますよね。
イライラは、心身に悪影響を及ぼすことがあります。ストレスが溜まって、頭痛や肩こり、不眠などの症状が出ることもあります。また、イライラを抑えるために、暴飲暴食や無駄遣いをすることもあるでしょう。
今回は、そんなイライラを和らげるのに役立つ漢方を紹介していきます。
イライラの原因と漢方薬の作用
イライラの原因は、大きく分けて2つあります。
1つは、肝の働きの乱れです。肝は、怒りや不安などの感情を司る臓器です。肝の働きが乱れると、怒りっぽくなったり、不安になったりしやすくなります。
もう1つは、心身のストレスです。仕事や人間関係、育児や家事など、さまざまなストレスがイライラの原因になります。
漢方は、これらの原因に働きかけて、イライラを和らげます。
イライラにおすすめの漢方薬
イライラにおすすめの漢方は、主に以下の2つです。
- 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
抑肝散加陳皮半夏は、肝の働きを高め、イライラを抑える効果があります。
主な生薬は、以下のとおりです。
- 柴胡(さいこ):肝の働きを高める
- 当帰(とうき):血の巡りを良くする
- 茯苓(ぶくりょう):水分の代謝を良くする・緊張を和らげる
- 陳皮(ちんぴ):気分を落ち着かせる
- 半夏(はんげ):気分を落ち着かせる
加味逍遙散(かみしょうようさん)
加味逍遙散は、気と血の巡りを良くし、イライラや不安を和らげる効果があります。
主な生薬は、以下のとおりです。
- 柴胡(さいこ):肝の働きを高める
- 当帰(とうき):血の巡りを良くする
- 白芍(はくしゃく):肝の働きを調える
- 茯苓(ぶくりょう):水分の代謝を良くする・緊張を和らげる
- 甘草(かんぞう):体を温める
漢方薬の注意点
漢方は、副作用が比較的少ないといわれていますが、まれに吐き気や下痢などの症状が出ることがあります。
また、妊娠中や授乳中、病気のある方は、服用前に必ず医師や薬剤師などの専門家に相談してください。
まとめ
イライラは、心身に悪影響を及ぼすことがあります。漢方は、イライラの原因に働きかけて、心身の不調を和らげるのに役立ちます。
イライラがひどい場合は、漢方を服用することで心身が安らぐかもしれません。うまく漢方を生活に取り入れてみるといいかもしれませんね。
それでは、今日も素敵な1日をお過ごしください^^